【活動名】日本海テレビ未来アクション『出張!アナウンサー読み聞かせ』
【実施期間】平成28年7月~平成29年2月
【実施回数】13回
- 事業実施の成果・課題
- 担当者の感想など
- 担任・生徒の感想
公募で実施校を決めるようになって2年目の今年は、昨年度伺った学校からも声を掛けていただくなど着実に浸透してきているのを感じる。読み聞かせの合間に挟む「音読講座」も好評で、昨年までは文字を書いて言葉だけで説明していたが、イラスト入りの文字を子どもたちに読んでもらう工夫をすることで、子どもたちにより「イメージして読む」ことの大切さを伝えることができた。また、今年初めて養護学校からお声掛けをいただいたが、養護学校に限らず、幼・保と小学校の学年の違いなど、それぞれの相手との間合いを感じながら「読み伝える」よい訓練になっていると思う。来年度もなるべく多くのアナウンサーとより多くの学校を回りたい。
<定常菜都子アナウンサー>
アナウンサーとして働いていて、「原稿を上手に読めてすごい」とほめてもらうことがあるが、アナウンサーは、「読んでいる」のではなく、「伝えている」。絵本の読み聞かせも、もちろん、ただ読んでいるのではなく、目の前にいる子供たちのことを思いながら伝えているので、アナウンサーの仕事を理解してもらい、距離が縮まるいい機会となっているように感じる。普段とは違い、子供たちの反応をダイレクトに感じる分、もじもじしてなかなか話せない子に対しての自分の向き合い方がまだまだ寄り添えていないなと思うので、改善していきたい。
<中尾真亜理アナウンサー>
話の長い、もしくは複雑な本を読む際には、子供たちの興味をどのように惹きつけるのかを考えるのが大変でした。子どもたちの反応や本の好みも千差万別なので、逐一反応を見つつ対応を変えていかなければならないと思いました。園や学校での思い出の一つとなるような読み聞かせにしたいです。
<大垣舞アナウンサー>
読み聞かせは、子どもたちの反応を見ながら進めていくため、自分のペースでは読めない難しさがあり、伝え手として沢山勉強になることがあります。養護学校では、手をばたつかせたり、声をあげたりと、子どもによってリアクションは様々。車いすの子にも絵が見える位置を考える、目配せやリズムよく読むなど、楽しんでもらえるように工夫が必要だと感じました。
<先生の感想>
・アナウンサーによる出張講座、とてもわかりやすかったです。何をどうすればいいのか、具体的に話していただいて良かったです。
・声に気持ちを入れたり表情を入れたりするのって、こういうことだなぁと改めて感じました。本物を見せてもらえるのは、子どもたちにとって有効な学習になりました。
<子どもの感想>
・ほかの人の読み聞かせとは、声の大きさや感情の入れ方が違って正直驚きました。
・音読講座で習ったことを、早速学校で試してみたいです。
・アナウンサーさんの話を聞いて、僕もアナウンサーになりたいと思いました。