信越放送(令和元年度)

 

信越放送(令和元年度)
【活動名】SBCアナウンサーによる読みきかせ
【実施期間】2019年8月~2020年1月
【実施回数】8回

<事業実施の成果・課題>
 信州に暮らす子どもたちの夢を応援する、信越放送の子ども未来プロジェクトとも連携した読み聞かせ事業も年々定着。自社のテレビCMでも様子を紹介していることから認知度も高まり、早くも新年度に向けての派遣依頼もいただいています。小学校や高等専修学校のクラブからは、キャリア教育の一環で「アナウンサーの仕事を紹介して」「声の出し方やコミュニケーションについても教えて」といった要望もありました。また今年度は、台風19号災害で被災した子どもたちの日中の保育場所にも派遣しました。紙芝居など、ほかのアトラクションに交じっての活動で子どもの集中力を持続させるのに苦心しましたが、アナウンサーたちは楽しい時間を過ごしてもらおうと努めました。
 今回派遣したアナウンサーは、ベテランと入社1~3年目の若手のペアが多く、人前で発表することの楽しさや、関心を持続してもらう難しさを学ぶ場になりました。今後も、小さい子どもたちや保護者の皆様が読み聞かせの楽しさを体感できる機会になるよう、私達アナウンサーも、読み聞かせやプレゼンテーションの楽しさや奥深さを実感できる場として、バランスよく回数を重ねていきたいと思います。”

<担当者の感想>
【生田明子アナウンサー】
 これまで『子どもたちがどうしたら楽しく参加してくれるだろうか』に重点を置いて、読み聞かせしてきた。その中で、作品選びはもちろん、声の出し方、ページのめくり方、音楽や打楽器を使うなど、準備次第で子どもたちの集中を読み手に向けられることも分かってきた。
 ある元幼稚園の先生からは、「はらぺこあおむし」をパネルシアター形式で読み聞かせる方法を教えていただいた。登場人物を、ボードに次々と貼りながら展開するのだ。先生曰く「0歳児は天才。こちらが分からないと思っているだけで、ものすごく色々なことを理解している。『私たちにも分かるようにお話して』って言ってるだけ」とのこと。
 こうしたヒントを参考に、今後も様々な作品を選んでチャレンジしていきたいと思う。
【小林惇希アナウンサー】
 緩急の付け方やページをめくるタイミングなど、先輩アナウンサーや訪問先の先生方から「興味をもって聞いてもらえる工夫」を沢山学ぶことができた。今後の活動に取り入れていきたいと思う。

<教諭・保育士・子どもたち・参加者の感想>
・絵本選びの参考にしたいと思った。
・家でも色々なキャラクターを演じ分けて読み聞かせてみたい。
・「人に話しかけるのが得意な人不得意な人がいるのは、性格ではなく練習の成果。練習さえすれば誰でもうまくなれる」という話に勇気をもらった。