福井放送(令和元年度)
【活動名】FBC読み聞かせおしゃべり隊
【実施期間】2019年6月~12月
【実施回数】7回
<事業実施の成果・課題>
国語教科の音読は小学生にとって、ときに緊張や羞恥心を伴うこともあるでしょうが、「読むこと」を嫌いになってほしくはありません。この読み聞かせ事業が、「表現するって楽しそう」という子どもたちの気づきの機会になれば大変うれしく思います。
アナウンサー自身も、子どもたちから素直な反応が返ってくると、テレビやラジオの仕事とは違った面白さ・やりがいを感じているようです。反面、大勢の子どもを前に物語を読むことの難しさもあります。その場にいるすべての子どもたちに物語の楽しさを感じてもらえるよう、生きた反応を見ながら、読むスピードや声量・表情をその場で考えていかなければならず、真剣勝負の場となっています。
地元密着のローカル局として、地域貢献の役割も担う「読み聞かせ事業」。年々、読み聞かせを希望する学校が増えています。民教協の事業であることも伝えているので、民教協の認知度も上がっていると感じています。少しでも子どもたちの心に残る時間となるよう、これからも責任を持って取り組んでいきたいと思います。
<担当者の感想>
【坂本優太アナウンサー】
原稿読みを体験してもらう時間では、「大きな声で」「ハキハキと」を意識するように声をかけました。にぎやかなクラスでしたが、読み聞かせの時は静かに集中して聞いてくれました。
【増谷寧々アナウンサー】
初めての読み聞かせで不安もありましたが、子どもたちを絵本の世界に引き込むためには、アナウンサーとしての表現力を身につけなくてはいけないと、大変勉強になりました。
<教諭・保育士・子どもたち・参加者の感想>
【教諭】
読み聞かせを聞きながら「よく響く声だな」と感じていましたが、幼いころから楽器をされていたと聞き、納得しました。声の響きは楽器の響きと共通するのだと。子どもたちへの貴重な機会をありがとうございました。
【子どもたち】
・姿勢をよくすると声もよく出ると初めて知りました。私もアナウンサーになりたくなりました。
・お話を間違わず、みんなが聞き取れる速さで読んでいてとてもすごいです。テレビの前で応援しています。
・アナウンサーの仕事は一日一日頑張って努力してできていることが分かって、努力は大事だなと思いました。