秋田放送(令和元年度)

 

秋田放送(令和元年度)
【活動名】ABSアナウンサー読み聞かせ隊
【実施期間】2019年10月~2020年2月
【実施回数】4回

<事業実施の成果・課題>
今年度は、アナウンサー間での読み聞かせスキルの継承という観点から、先輩に、入社1年目2年目の後輩を組ませて派遣した。先輩アナウンサーが読み聞かせを担当し、後半の発声練習や質疑応答では、先輩アナウンサーの指導の下、後輩アナウンサーが早口言葉や発声練習の「実験台」をつとめた。いずれは後輩アナウンサーもひとり立ちして、読み聞かせができるようにしていきたい。
 人繰りが厳しい中、二人のアナウンサーを派遣するには困難も伴うが、読み聞かせは目の前にいる子どもたちの反応がじかに伝わる、いわば「ライブ」であり、スタジオでのオンエアとは違う貴重な体験として継続したい。学校側も、例外なく、たいへん喜んでくれている。

<担当者の感想>
・絵本の読み聞かせを聞いている小学生が、登場人物や情景を自分なりに想像しながら聞いていて、とても良い表情をしている。黙読と違って、想像の世界を楽しんでもらえているのが担当者の喜びのひとつ。
・読み聞かせだけでなく、小学生と一緒に発声練習をしたり、早口言葉の練習をしたりして、「今日から授業で、大きい声を出して発表します」という感想を聞けるのが嬉しい。
・初めての読み聞かせ教室に緊張していたが、先輩アナウンサーのフォローや、子どもたちが純粋で熱心に参加してくれたことで、自分自身も楽しみながら取り組むことができた。
・話の内容だけでなく、アナウンサーの声量や声色に興味津々の様子だった。
・みんな一生懸命聞いてくれた。お話が進むにつれ変わるこどもたちの表情にほっとしつつ、読み聞かせの楽しさも再確認した。

<教諭・保育士・子どもたち・参加者の感想>
・学習発表会を前に、ナレーションや発声法などを教えてもらい、子どもたちが自信をつけることにつながった。
・アナウンサーのきれいな声の読み聞かせを子どもたちは十分に味わい、すばらしい時間を過ごすことができた。早口言葉や食リポ体験、アナウンサーの仕事に対する思いに触れることができたことは子どもたちにとって貴重な体験だった。
・ふだんは読み聞かせのボランティアが本を読んでくれているが、アナウンサーはさすがにプロで、感情のこめ方が全く違う。何気ない話し方にも、練習によって培われた滑舌の良さ。我々教師も人前で話す職業である限り心がけなければいけないと痛感した。