【活動名】RKK ボーイズ&ガールズ お話し会
【《会場・オンラインでの》実施期間】令和3年4月~令和3年12月
【《会場・オンラインでの》実施回数】会場2か所 オンライン1か所
【ネット配信期間】12月15日午後3時~
【ネット配信作品数】3作品
<事業実施の成果・課題>
コロナ過で、様々な行事が中止になる中、また時には登園さえもままならない状況も生じてしまう中で、今回の対面での読み聞かせが開催できたことそのものに大きな意義がありました。子どもたちや先生方の反応から、強く手応えを感じます。物語に入り込み食い入るようにこちらを見る視線、思わず漏れる笑い声など、こちらも子ども達の反応を直接感じられる貴重な機会となりました。子ども達の心の中に良い思い出の一つとして残ってくれることを願ってやみません。
熊本市立の小学校では、授業の1時間を担当し、その中でアナウンサーになったきっかけや、具体的な仕事内容、仕事上の喜びや苦労などを講和。さらに、音読の技術向上の方法や、発声練習、発音、早口言葉など実践を交えて指導。方言やアクセントについてもクイズ形式で行うなど、授業支援に近い形で実施することができました。こどもたちの感想も多岐に渡り、先生方からも、こどもたちの国語の授業に対する意欲向上につながったとの感想を得ました。局への信頼もつながり、アナウンサーの仕事にもより興味をもってもらうことができたと思います。
<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>
感染症対策に気を付けながらではありましたが、久しぶりに子ども達と相対することに気持ちの高ぶりがありました。読むテンポを変えてみたり、間を取ってみたりと、読み手と聞き手が一体となってその場の空気が出来上がっていくことが、読み聞かせの魅力の一つだと感じています。その感覚を、今回も味わうことができました。今回はオンラインでの読み聞かせという事で、いつもと違い聞き手のリアクションが分からないという中だったが、後で見た温かいコメントの数々にホッとさせられました。絵本の読み聞かせは、いつも「間をどこでどれくらい取るのか」「読むスピードは速くないか」「ここは絵をしっかり見たい所だと思うからもっと待ってから読もう」など、伝えるという事を改めてゆっくり考える貴重な時間にもなっています。子ども達に絵本の楽しさを伝えるだけでなく、アナウンサーや放送業界に憧れを持ってもらえるチャンスの場にもなると思うので、しっかり練習して臨む事で、子ども達や保護者の方にも、アナウンサーって凄い!と思ってもらえるように今後も努めていきたいです。
今回、初めて読み聞かせをするにあたり、特に気を付けたことは「子どもたちが理解する時間を考えて、ゆっくりと読むこと」です。練習中に読む速さへのアドバイスをもらい、自分が思っている以上に、ゆっくり読まないといけないのだと感じました。これから、たくさん読み聞かせを経験していき、どんなところに子どもたちが反応するのか、どうすれば楽しんでもらえるのか、研究していきたいと思います。
<教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想>
「読み聞かせ」の日を園児たちも職員も楽しみにしていました。コロナの影響で、少ない人数にわけてしっかり読み聞かせを行ってもらったので、それはしっかりと園児の心に響いたようです。「はははのはなし」では、歯が大事、ということもあわせて分かってくれたようでよかったです。(かしま幼稚園 保育士)
最初に、音読では、口の開け方が大事と教えてもらっていたので、「花さき山」の朗読のときに口を見ていたら、あいうえおの形がきちんとなっていて、声も大きく、分かりやすかった。(健軍小3年生)
「花さき山」の朗読を聞いて、一人一人の人物の読み方がちがって驚いた。登場人物になったつもりでこれから音読をしてみようと思った。(健軍小オンライン参加 3年生)
これから宿題の音読のときに、発音の練習や発声の練習をしてから読んでみようと思った。(健軍小3年生)
国語と総合の時間が合わさった内容の授業で、1時間があっという間だったと子供たちも話していました。読み聞かせの授業をしてもらってから、児童たちは、早口言葉の本を借りたり、方言の本を借りたり、それぞれに興味を覚えて、国語や音読を楽しむようになりました。その後、音読の宿題を、動画で提出してもらったときに、みんな工夫をして読んでいるのが分かりました。(健軍小教諭)
読み聞かせを聞いたことだけでなく、子育て世代のアナウンサーによる、子どもへの絵本の選び方や、方法、コツなどのアドバイスがよかった。今後、おすすめの絵本や作者の作品を選んでみようと思う。(オンライン・イベント視聴者)