沖縄テレビ(令和3年度)

【活動名】アナウンサーによる対面式の絵本の読み聞かせ
【実施期間】令和3年11月30日
【実施回数】1回

<事業実施の成果・課題>

・コロナ禍の中、初期の段階では、昨年同様のDVDの貸与を考えたが、昨年度終了後、アナウンサーからは対面出来る機会があれば、対面の方が良いという要望もあり、対面式の読み聞かせが実施できるタイミングを慎重に見極めた。 第5波が落ちつき始めた、9月下旬より、数か所の学校、幼稚園などに交渉し、11月に佐敷幼稚園からコロナが落ち着いている、今のタイミングならと最小限のスタッフ、感染対策の徹底を条件に了承して頂き、実施することが出来た。

・佐敷幼稚園は、コロナ禍以前は、保護者が読み聞かせを行っていたという事もあり、『聴く』という習慣が身についていて、約40分という長時間にも関わらず、4歳児から6歳児までの多くの園児が集中して聴く事が出来ることに驚いた。

・久しぶりの対面式という事もあり、担当した小林アナウンサーも、園児たちもマスク越しでもわかるほど、多くの笑みが見られたのは印象的だった。

<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>

【事業担当者】
・今年度もコロナ禍の中で、どう対応するか悩んだ。当初はDVD貸与を考えたが、昨年アナウンサーからは、対面での読み聞かせを要望されていた事もあり、実施を見極めるタイミングが、非常に難しかった。2年ぶりに実施できた対面式の読み聞かせは、担当したアナウンサーも子どもたちも非常に嬉しそうで、実施出来て良かったと心の底から思った。 

【小林美沙希アナウンサー】
・今回幼稚園での読み聞かせということでしたが、時間が30分から1時間あると聞き、難しすぎない内容の本を多めに用意していきました。会話をしながら、読んで欲しい本を子供たちに聞きつつ進行し子どもたちにも楽しんでもらえたのではないかと思います。コロナ禍以前は普段から保護者のみなさんが読み聞かせに来てくれていたということもあり、子どもたちが読み聞かせにとても慣れていて静かに聞いてくれました。2冊読めれば良いかなと思っていましたが最終的に用意した4冊すべてを読み聞かせすることができました。3冊目が終わったあたりで子どもたちも疲れてきている様子だったので、一度立ち上がって体を動かしたりと工夫もできたと思います。子供たちの様子を見ながら、どう対応していくか臨機応変にできるところも対面での読み聞かせならではだと感じました。昨年はDVDを渡しての読み聞かせだったので、子どもたちのペースに合わせてできる、対面での読み聞かせを今後もぜひ続けていけたら良いなと改めて思います。ひとつ反省としては、時間に少し余裕があったので、質問コーナーや、感想を言ってもらうコーナーを設けても良かったなと思います。

<教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想>

【幼稚園教諭からの感想】

・絵本のチョイスが子ども達の興味・関心に合っていた。
・子ども達への声かけも良かったので、とても集中して楽しめていた。結果、4冊も読んでもらい大満足の様子だった。
・子ども達にとって、いつもと違う人の読み聞かせは新鮮に感じられたようだった。
・アナウンサーという語りのプロの方なので、読むスピードや音量など、職員も参考になることがたくさんあった。

【園児の感想】

・たくさんの絵本が聞けて楽しかった。
・アナウンサーの声がキレイだった。