#422 しょうゆバカセ物語 ~仲間とつかんだ日本一~

2025年04月26日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 福島テレビ制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ">南日本放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

2024年9月。第51回全国醤油品評会で福島県のしょうゆは11点が入賞を果たし入賞数過去最多を更新。2023年に続き2年連続の入賞数日本一を達成しました。
その立役者である福島県醤油醸造協同組合の理事兼工場長、紅林孝幸さんが今回の主人公。大学の農学部で基礎を学び、工場に就職後もしょうゆの研究を続け博士号の学位も取得した「しょうゆ博士」でもあります。

紅林さんの工場では「生(き)揚げしょうゆ」(しょうゆのもと)を協同生産し、それを福島県内の各しょうゆ会社が、色・味・香りなどをととのえ、個性様々なしょうゆを製造(生揚生産協業方式)。1964年に福島で導入されたこのスタイルは「福島方式」と呼ばれ、効率的な生産方法としてその後、全国各地に広まりました。そんな福島のしょうゆ業界が深刻な事態に追い込まれたのは2011年3月、東日本大震災。風評被害で県外の取り引きが全てなくなった会社も…。

「このままではだめだ」と震災後すぐに紅林さんが立ち上げたのは「出品評価会」という勉強会。全国醤油品評会で上位入賞したしょうゆを取り寄せ「どんな点が優れているか」県内のしょうゆ会社とともに徹底的に研究。その努力が実を結び「入賞数2年連続日本一」に。福島のしょうゆ業界をまとめあげ、全国から注目される品質に向上させた紅林さんの行動力は誰もが認めるところ。しかし本人はいたって自然体。

自分のことを「博士でなく、しょうゆバカセ」「ただ、しょうゆが好きなだけ」と話します。そして、しょうゆのように自分からは表には出ず、まわりを引き立てる「脇役」に徹しています。そんな紅林さんの思いにせまります。

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