#405 晴れのち晴れ ~岡山発!人と農がつながる場~

2024年10月19日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 西日本放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

瀬戸内ならではの温暖な気候と、雨の少なさから“晴れの国”と呼ばれる岡山県。今年4月、総社(そうじゃ)市に大型の農畜産物直売所「旬感広場(しゅんかんひろば) 晴れのち晴れ」がオープン。“生産者も消費者も喜んでもらえること”を理念に、近隣の生産者約600名がつくる農産物のほか、県内全域からブランド肉や果物など、新鮮な食材が集まるJA晴れの国岡山の新たな旗艦直売所となっています。

この施設の運営を担うのは、JA晴れの国岡山 本店営農部部長の安井健さん(55)。仕事の垣根を超えた人づきあいがモットーの安井さんは飲み会が大好きで、生産者たちからも慕われる存在。そんな安井さんが中心となって取り組むのが、同施設に今年12月にオープンするカフェレストランのメニュー開発。そのテーマは、岡山県北部から南部まで広大なエリアを管轄するJA晴れの国岡山の特産品にこだわること。

メニュー開発を託されたのは、総社市内でこだわりの桃づくりに長年取り組んでいる総社もも生産組合の組合長、秋山陽太郎さん(45)。栄養士の妻・寛子さん(47)とともに特産品を使ったメニューづくりに挑戦することに。また安井さんは、この直売所の開設にあたり、地元の量販店で長年、生鮮食品に携わっていたプロフェッショナルをスタッフとして招くなど、これまでにない人材活用で、施設の飛躍を目指しています。
人と農がつながる巨大直売所から新たな未来を切り開く…こだわり部長の物語です。

編集後記

プロデューサー/ディレクター:松村文彦(西日本放送)

岡山県総社市に今年4月オープンした県内最大級の農畜産物直売所。この施設の運営を担うのがJA晴れの国岡山 本店営農部部長の安井健さん(55歳)です。

広域のエリアを持つ同JAの旗艦直売所のスタートは上々。夏場には、岡山名物・白桃の出荷ピークとも重なり、連日売り上げ記録を更新!12月には、地域の特産品を使ったメニューを提供するカフェレストランのオープンを控えています。

5月から取材を重ね、感じたことは、安井さんは、「プロデューサー」と似ていること。人づき合いの広さや深さ、お金の計算、あるプロジェクトを推進するための人材登用など、現場を俯瞰(ふかん)で見ることができるポジションで物事を進めていく姿は、まさにプロデューサーそのもの。

そんな安井さんの考えで印象に残っている言葉があります。それは、「未来からの視点」。日々いろんな選択を迫られるなかで、5年、10年先にイメージを描いて、そこから今の自分に指令を出し、選択をしていくことを日々心がけています。「収穫時をイメージしながら農作物を育てる生産者さんと似た生き方なんだ」とも安井さんは語ります。

12月にグランドオープンする「旬感広場」は、カフェレストランだけでなく、イベントスペースや会議スペースも構える複合型施設となります。さまざまな人や農畜産物が集まる場となることで、どんなものが新たに生み出されていくのでしょうか?これからも注目していきたいと思います。

番組情報

JA晴れの国岡山
【ホームページ】https://www.ja-hareoka.or.jp
旬感広場
【住所】〒719-1162岡山県総社市岡谷23
【電話】0866-93-2338
カフェレストランのオープンは2024年12月13日予定。

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