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車の運転を諦めた高齢者の送迎サポートを行っている、山梨県北杜市の中村三郎さん(77)。愛称の「ひげじい」はトレードマークの白いあごひげと後ろに結んだ髪型からきています。活動は通院などの移動支援から、買い物サポート、一人暮らしの高齢者の見守りなど、多岐にわたります。これは自治体が提供する「訪問型サービスD」という移動支援。ひげじいの場合、利用者の支払いは片道500円。1か月に4,000キロほど走るため、ガソリン代、車の維持費を考えると手元には残りません。
利用者は増え続け現在72名が登録。白内障の治療で眼科へ、糖尿病の治療で市内の総合病院へ、買い物に困っていればスーパーへ、保険証を忘れたので再び病院へ…。階段では転ばないように声をかけ、常に高齢者に寄り添うひげじい。病院スタッフの女性も助かっているといいます。この献身的なサポートは8年にわたる妻の介護経験があったからでした。
一方で利用者から「あきれるほど頑張ってくれているが、あなたに倒れられたら困る。無理しないように」と逆に気遣われることも。ひげじいのハンドルには地域の高齢者の暮らしがかかっていました。そんなひげじいも健康には気を付けており、毎朝の筋トレと栄養バランスのいい朝食は、安全に利用者を送迎するための必須ルーティーン。
免許更新の時期。後期高齢者となったひげじいには認知機能検査も加わりましたが、無事に更新することができました。「いつまで続けることができるか分からないが、安全に送迎できるかぎり、いくつになってもお手伝いしたい」…きょうもあきれるほど献身的にハンドルを握ります。
編集後記
ディレクター:豊島一弘(グランペール)
「ひげじい」こと中村さんは周りがあきれるほど親切な人で、生活に不便を感じている高齢者の助けになっています。中村さんを取材していて「そこまでするのか」という細やかな気配りを自然としているのが印象的でした。
中村さんは山梨県北杜市に住む高齢者(およそ1万7000人)の中で、自身が手助けできるのは70人だけだと。この人数は中村さんが一人で活動出来る限界を超えてきているといいます。
中村さんの一番の望みは、近くに住む高齢者の生活に少しでも目を向けて、手助けしてあげられる人が増え、支援し合うことが当たり前の世の中になること。今回の「ひげじいのハンドル」に登場していただいた皆さんも同じ思いであったことがとても印象的でした。