#324 あせるな!はぶくな!むりするな! ~沖縄発!躍進するカット野菜工場~

2022年11月12日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 琉球放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

スーパーやコンビニで、いちどは目にしたことがある“カット野菜”。その製造を手掛ける「有限会社グリーンフィールド」が今回の舞台。

「規格外で捨てられる野菜がもったいない!」…そんな思いから創業され、カット野菜だけでなく、野菜の芯や皮などの端材を使ってスープを開発したり、たい肥 にしたり…野菜をムダなくいかし、循環型農業の実現を目指しており、なにより働く人たちを大切にしています。そして今年も新入社員を迎えました。そのひとり、玉城梨紗(たましろ りさ)さん(22)は明るく元気な女性。ランチは手作りのお弁当を食べながら英語の勉強もかねて洋画を見たり、仕事終わりの同期とのおしゃべりが大好き。そんな梨紗さんはコロナ禍で思うような大学生活を送れないなか、農家である父の背中を見て育ったことが、働くいまの原動力になったといいます。

製造を支える人にはベトナムとネパールからの技能実習生や留学生たちも。ベトナム出身のゴ・クアン・フンさん(29)は、働き始めてもうすぐ5年になる工場のリーダー的存在。日本の生活のなかで気に入っているのは、ラーメン。早朝から働き、帰ってきたあとのラーメンが毎日の楽しみ。仮眠をとった後は、故郷・ベトナムの音楽を聴きながら1時間のジョギング。元気に過ごすためのルーティンです。

従業員の約6割は女性。3人の子を持つママ、當山悠(とうやま はるか)さん(24)は、仕事が終わると2か所の保育園をハシゴして子どもを迎え、帰宅すれば休む間もなく晩ごはんづくり…優しいママは、仕事と子育てを上手に両立させています。

番組では3人の主人公の、いきいきとした日々と、躍進するカット野菜工場の元気な日常を描きます。

編集後記

ディレクター:上里弘美(琉球放送)

躍進するカット野菜工場には、いろんな人が働いていて、それぞれに物語がありました。

子育てをしながら勤める悠(はるか)さんは、忙しい日々でも晩ごはん時には子どもたちのふとした面白い言葉や表情で笑顔になったり、ベトナム出身のフンさんは、仕事後のご褒美に日本でお気に入りのラーメンを食べたり。

新入社員の梨紗(りさ)さんは、コロナ禍の大学生活を送るなかで自分の生い立ちを見つめ直し、野菜や農業のために働くことを決めました。ここ数年、世の中はくるしいこと、悲しいことが続いてきたけれど、それをチカラに自分の道を見つけ挑戦しようとする姿に、私自身も元気づけられました。

活力ある日々がそれぞれにあって、それが会社の躍進をつくっているのだと思います。彼らのように、毎日の幸せを抱きしめながらこのご時世を乗り越えたいと思える、そんな番組になったのではないかなと思います。

番組情報

有限会社 グリーンフィールド
【住所】〒900-0001 沖縄県那覇市港町4丁目2番地
【電話】098-866-9009
【HP】https://114.co.jp/

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