#322 なんでもやる!~高知のエジソンのDNAを未来へ!~ 

2022年10月22日(土) 05:20~05:50 (テレビ朝日 放送) 高知放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

産業用機械からユニークなロボットまで、さまざまなものをつくり「高知のエジソン」と呼ばれた技術者、故・垣内保夫さん。その「エジソン」が残した企業「垣内」が高知県南国市にあります。機械や産業に関する賞のほか、ワークライフバランスでも評価される垣内。北海道から沖縄まで全国に商品を出荷。ここ5年の新卒定着率100パーセントの若くて元気な会社です。働く人たちは元気で楽しそう…会社の1日は、ラジオ体操から始まります。

主力製品のひとつが「粒造(りゅうぞう)くん」という機械。粉状のものを固めて粒=ペレットにするもの。営業のベテラン・野中隆さんがペレットの品質をチェック。「エジソン」が開発した機械を、今も全国に売り出しています。設計を担当する秦泉寺(じんぜんじ)雄三さんは息子を保育園に送ったあと、時差出勤で会社に。今、取り組んでいるのは、粒造くんのIoT化。離れた場所でも稼働状況がスマホひとつでわかるよう改良を進めています。

垣内では、社員同士の連携もばっちり。秦泉寺さんは野中さんに粒造くんのメカニックな話も相談し、県外への売り込み準備を進めます。楽しそうに仕事をする野中さんと秦泉寺さん、その原動力は顧客第一で仕事に取り組める職場環境と、プライベートの充実だといいます。働く人が元気で楽しい会社…その秘訣はどこにあるのか。笑顔あふれる社員たちに密着しました。

編集後記

ディレクター:楠瀬陸也(高知放送)

ペレット製造機「粒造くん」をはじめ全国に羽ばたく製品をつくる「垣内」。はし拳ロボを制作したことでも知られ、県内の工業の発展に尽力した高知のエジソン・故 垣内保夫さんが起こした企業です。「エジソン」亡き後もさまざまな商品開発などで表彰される、元気な企業の秘訣とは――。

私も(秘訣とは――?)と考えながら取材を始めました。

そこにはクセの強いワンマン社長は出てきません。軍隊のような規律もありません。ある意味「普通」な職場にも思える垣内がなぜ輝けるのか。

取材で感じたのは垣内のモノづくりへの矜持や先進性、そしてなにより「人」の良さがつくる社内の雰囲気の良さです。取材の中でも、取材の合間の時間でも、大きなカメラでお邪魔している私たちにも笑顔で、楽しく対応してくださいました。そして社員同士で笑いあって、ときに議論して……。そんな会社の取材で、私も笑顔を分けてもらったように感じました。

そして、プライベートの様子も通して取材することで、働くことと生きることについて本音から出てくる大きなヒントがもらえたと感じています。

番組情報

株式会社 垣内
【住所】〒783-0049 高知県南国市岡豊町中島391番地8
【電話】088-866-2848
【FAX】088-866-0261
【HP】https://kk-kakiuchi.co.jp/

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