#315 ふわふわニコニコ大山ライフ ～都会から来た風来坊～

標高１,７２９メートル、中国地方最高峰・大山(だいせん)。春は桜が咲き、夏は緑が覆い茂り、秋は紅葉、冬は「全国冬の絶景スポット」で１位に選ばれるほどの雪景色…。四季を通して様々な表情を楽しむことができます。

その大山を仕事場兼遊び場として、観光プロデュース業を営む佐々木正志さん（３４）は東京都出身。「山から海までが近く、紅葉と雪など、コンパクトなエリアで２つの季節が楽しめる漫画みたいな場所」と８年前、ひとめぼれ同然で大山へ。

「地域おこし協力隊」として、大山へ来た佐々木さんでしたが、自らの思いと町が求めるものにギャップを感じ、１年で除隊。大山にとどまり、自分の手で事業を起こします。「大山の魅力は、そこに住む人と物。事業を立ち上げるならば、地元の方々との関係性が大事」と語り、大山周辺に暮らす人々と共に働き、暮らし、交流を深めました。
現在は、周辺の観光資源を使い、オーダーメイドツアー、野菜の通信販売、シェアハウスなど様々な事業を立ち上げ、地元民では気付かない大山の魅力を独自の目線で全国へ発信。観光を通し、県外者を大山へ招き入れています。

独立して７年、自らが立ち上げた事業だけでなく、商工会女性部のSNS講師や、クラウドファンディングのサポートなど、大山周辺の様々な所から仕事の依頼が届きます。
トレードマークは、オレンジ色のTシャツ。常にニコニコと明るい佐々木さん、遊んでいるようで働いている？　でも、大山の魅力はしっかりとアピール！そんな、ふわふわ・ニコニコな佐々木さんの大山ライフを見つめます。