#313 この豚肉 うまいにぃ! ~ご縁を結ぶ仲良し家族~

2022年08月20日(土)05:20~05:50(テレビ朝日 放送) メ~テレ制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ

合掌造り集落で知られる世界遺産、白川郷(岐阜県白川村)。
この地で評判を呼んでいるのが「結旨豚(ゆいうまぶた)」…人と人を結ぶおいしい豚肉です。プロも絶賛するほどの濃厚な味は、とんかつでも大人気!結旨豚(ゆいうまぶた)は合掌造り集落の近く、最新設備を取り入れた「吉野ジーピーファーム 白川農場」で生産されています。徹底した衛生管理で、農場内に「菌」を持ち込まないよう様々な工夫が…。

 

吉野社長夫妻社長の吉野毅さん(62)と妻の聡子さん(60)は、もともと農協の同僚。結婚後、養豚業を起業。夫婦二人三脚、安心安全でおいしい豚肉を追求してきました。こうした取り組みが評価され、2021年度、日本農業賞・大賞を受賞。現在、白川農場を三男の隆さん(28)、そして中津川と高山の農場を次男の光さん(30)が任され、一家そろって養豚に取り組んでいます。

ある日のこと、嬉しい知らせが…。三男・隆さんが、同じ白川農場で働く沖下虹帆(ななほ)さん(22)と結婚することに。コロナで結婚式が挙げられずにいたふたりを祝福しようと、毅さんと聡子さんはサプライズで結婚パーティーを開催。白川農場の全社員も出席し、2人の門出を祝福。温かいもてなしに感涙の涙を見せる隆さんと虹帆さん。両親から受け継いだ養豚業をさらに大きくしていきたいと改めて決意します。養豚にかける仲良し一家の日常を追いかけました。

 

編集後記

ディレクター:堀雅司(ライフワーク)

吉野ジーピーファーム白川農場に初めて取材でお邪魔したのが今年の5月。社長の吉野毅さんと奥様の聡子さんに案内していただきました。

農場に入るのにはセキュリティが厳しいとは聞いておりましたが、いざ行ってみますと、正直驚きました。事務所に入るのにまずは靴を消毒。事務所で説明を受けた後は、服を脱いでシャワー室でシャワーを浴び、下着からすべて着替えて、つなぎの作業着にマスクに手袋、長靴という完全防備の姿でようやく場内に。場内の各豚舎に入るにもさらに靴を消毒しエアーシャワーを浴びて、やっと吉野さん自慢の豚「結旨豚」に会えるのです。数年前、岐阜県では豚熱が広がり、多くの養豚業者が存亡の機に立たされたことがありました。そんな中でも吉野さんの農場では感染が一切なかったと聞きます。これだけ徹底した衛生管理があってこそ、安心安全な豚肉が供給できるのだと知りました。

白川村で作られているこの「結旨豚」ですが、取材中、何度も試食しました。焼き肉、とんかつ、カレーなどなど。脂身に甘みがあり、肉自体はとても旨味が濃い美味しい豚肉でした。白川村内のお店でも様々な結旨豚料理が提供されており、地域の特産品になっています。また吉野さんの豚肉に惚れ込む千葉県船橋市のとんかつ専門店「とんかつ 栄ちゃん」の村越さん夫妻が作られた「結旨豚のとんかつ」は、わが生涯一のおいしいとんかつでした。

生産者である吉野毅さん・聡子さん夫婦、次男光さん、三男隆さん、そして白川農場の社員の方々、取材中、本当に親切にしていただきました。特に隆さんと虹帆さんの結婚パーティでは、皆さんに快く取材を受けていただきました。みんなで一緒になって二人の結婚を喜び、祝おうとする気持ちがとても暖かく、取材するこちらも感動いたしました。これだけ暖かく親切な方々たちばかりだからこそ、おいしい豚肉ができるのだろうと確信いたしました。

番組情報

吉野ジーピーファーム
【HP】https://yoshino.hidaumabuta.jp/

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