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大衆演劇の専用劇場、いわゆる芝居小屋は全国でおよそ50か所(廃業や長期休業などで実数は不明)。金沢で北陸唯一の芝居小屋を経営する鷹箸直樹(たかのはしなおき)さん(42)。「金沢おぐら座」を営み13年、かつて芝居には全く無縁でした。「大衆演劇なんて誰が見るんだろう。お爺ちゃん、お婆ちゃんばかりでは、と半ば馬鹿にしていた」という鷹箸さん。なぜ芝居小屋を経営することになったのでしょう。
鷹箸さんは群馬県伊勢崎市出身。指折りの進学校から推薦で新潟大学人文学部へ。しかし進級することなく4年間で中退。原因は音楽活動に没頭したため。親の期待を裏切ったことが心に残る鷹箸さんは、コロナ禍で延期していた里帰りを6月に決断。一人暮らしの父と昔話に花を咲かせます。
大学中退後、金沢でバンドメンバーを募集しているとの情報を知り、再び音楽活動を始めたことが金沢移住のきっかけ。その後出会った創作舞踊の家元が運営する芝居小屋を手伝い始め、それを機に大衆演劇に魅了されていきます。のちに家元より芝居小屋の経営を譲り受け、新たに「金沢おぐら座」をスタート。次第に大衆演劇ファンが増えていきます。一方、芝居小屋がある森本地区は商店街のかつての賑わいが衰退。「大衆演劇で地元を元気にしたい」…鷹箸さんは、商店街の店主たちによる「森本商店街一座」を結成、大人気となっていきます。
大衆演劇は全国でおよそ110の劇団が、各地で1か月ごとの公演を行い、次の公演地へと向かいます。そのため月末は全国で劇団が大移動。団員の家族の子どもたちは移動のたびに転校するという生活…。そんな劇団の様子もまじえながら、大衆演劇の灯を消さないよう奔走し、地域活性化にも情熱を燃やす熱き男性の日常を見つめます。
編集後記
ディレクター:片桐 真佐紀((有)グラフィス)
どんな苦労もいとわず、常にポジティブに考えて前に進む―大衆演劇の芝居小屋「金沢おぐら座」を経営する鷹箸直樹(たかのはしなおき)さんに出会った時、まさに未来に向かって歩む“日本のチカラ”だと感じた。Tシャツに雪駄という いでたちで駆け回る姿からは決して“社長”というイメージはない。全く無関心だった大衆演劇の世界に没頭するようになった陰には、彼の表現者としての感性が見え隠れする。学生時代から取り組んだ音楽活動でステージから人々に感動を与えることを喜びとしてきた歩みが、今の仕事に大きく関わっているのだと思われる。
鷹箸さんは群馬県伊勢崎市出身。3年ぶりとなった里帰りで父・正勝さんが、バンド活動で明け暮れる鷹箸さんが新潟大学を中退した時の様子をふり返り、語った。
その後、縁あって金沢で音楽活動を始めた鷹箸さんが、この地で芝居小屋を手伝うことになり、初めて大衆演劇を見た。その時の様子を彼は「半ば馬鹿にしていた大衆演劇の魅力に衝撃を受けた」と語る。それが彼の大衆演劇ひと筋の人生の始まりである。
舞台と観客の距離感が近い大衆演劇の魅力をまだまだ広めたいと願う鷹箸さんには、もう一つ めざすものがある。それは、すっかり賑わいが消えてしまった、芝居小屋周辺の森本商店街を元気にすること。その秘策として彼が考えたのが、商店街の店主たちによる芝居公演。奇抜な提案に商店街の店主たちは、最初は疑問を持っていたが、試しにやってみた舞台で大きな反響があり「森本商店街一座」として継続。今年で13年目を迎えた。
公演のポスター貼りに奔走し、時には芝居や踊りの舞台に自ら立ち、また時には「金沢おぐら座」名物・たこ焼きを焼くために厨房に立つ42歳の鷹箸直樹さん。その人物像から少しでも「チカラ」を感じていただければ光栄だ。
番組情報
金沢おぐら座
【住所】〒920-3115 金沢市弥勒町ロ68番地
【電話】076-255-1455
【HP】http://oguraza.com
【通常の開演時間】昼の部 午前12:30/夜の部 午後5:30
【開場】昼の部 1時間前~/夜の部 30分前~
※いずれかの部の休演や休日がありますので、お問合せください。
【料金】 当日/1,900円 シルバー(65歳以上)/1,600円 前売/1,500円 学生(前売・当日とも高校生以下)/500円 座席予約料200円
お得なセット 入場料+座席指定料+たこ焼き 2,000円