- 北海道放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- 青森放送:2022/006/27(月)10:25~10:55
- IBC岩手放送:2022/06/26(日)06:00~06:30
- 秋田放送:2022/06/19(日)06:30~07:00
- 山形放送:2022/06/19(日)06:30~07:00
- 東北放送:2022/06/26(日)06:00~06:30
- 福島テレビ:2022/006/27(月)09:50~10:20
- 新潟放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- 北日本放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- 北陸放送:2022/06/26(日)06:00~06:30
- 福井放送:2022/06/24(金)10:20~10:50
- 信越放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- 山梨放送:2022/06/19(日)06:30~07:00
- テレビ朝日:2022/06/11(土)05:20~05:50
- 静岡放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- メ~テレ:2022/06/11(土)05:20~05:50
- ABCテレビ:2022/06/11(土)05:20~05:50
- 日本海テレビジョン:2022/06/13(月)10:55~11:25
- 山陰放送:2022/06/22(水)11:00~11:30
- 中国放送:2022/06/19(日)05:45~06:15
- 山口放送:2022/06/24(金)10:25~10:55
- 西日本放送:2022/06/26(日)06:30~07:00
- 四国放送:2022/06/15(水)10:55~11:25
- 南海放送:2022/06/20(月)10:25~10:55
- 高知放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- RKB毎日放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- 長崎放送:2022/06/26(日)05:45~06:15
- 大分放送:2022/06/26(日)06:15~06:45
- 熊本放送:2022/06/12(日)06:00~06:30
- 宮崎放送:2022/06/26(日)06:15~06:45
- 南日本放送:2022/06/26(日)06:15~06:45
- 沖縄テレビ放送:2022/06/12(日)06:30~07:00
- 琉球放送:2022/06/25(土)06:00~06:30
本州から四国に渡る玄関口・愛媛県今治市。ここに1日およそ3000人のお客さんが訪れる食のテーマパークがあります。「さいさいきて屋」…“さいさい”は今治の方言で“たびたび”を意味し、県内のみならず県外からも多くのファンが訪れる人気の産直市です。お目当ては安くて新鮮、品ぞろえ豊富な今治産の野菜。野菜を出荷する農家は1500人を超え、JAが運営する産直市では規模も売り上げも全国トップクラス。
そんな「さいさいきて屋」不動の4番バッター、13年連続野菜出荷額1位の丹下岩夫さん(83)と洋恵さん(77)夫婦…半世紀に渡り、30品目以上の野菜を育てています。日課は、必ず夫婦そろって出向く朝6時の野菜の陳列。さいさいきて屋が休業する正月以外15年間、1日も休んだことはありません。農家仲間からも一目置かれる丹下夫婦ですが、ここ最近、野菜が売れ残る日が増えてきました。日本屈指の人気を誇る産直市にも新型コロナの影が差します。産直の売り上げは全盛期と比べて20パーセント以上減り、農家さんの所得も大きく落ち込みました。
そんななか、売り上げを伸ばしているスゴ腕の若手農家がいます。専業農家になってまだ3年目の小泉祐輔さん(41)。「稼げる!」と確信し、農業の世界に飛び込みました。実家が農家でない小泉さんの頼りはタダで借りられる耕作放棄地。担い手を失った畑を次々と再生させていく小泉さんには大きな期待が寄せられています。「このまま1億円稼ぐ!」と意気込む小泉さん、新たな挑戦を始めます。
もう1人、高い壁に挑戦するママがいます。永井詩織さん(27)。二児の母であり、さいさいきて屋に併設されているサイサイカフェのパティシエです。カフェの人気No.1は今治産のイチゴがふんだんに盛られた「イチゴマウンテン」。オープン当初から15年続くロングセラーで、地元では誰もが知る人気メニュー。しかし、このところその人気も頭打ちに。「マウンテンしかないって言われたくない」。永井さんは新メニューの開発に乗り出します。
“さいさい”足を運んでもらえる産直市の復活へ!
熱き3組の奮闘劇を追いかけます。
編集後記
ディレクター:楠目厚人(南海放送)
「1日に2度 行列ができる産直市」
私が勝手に創作した「さいさいきて屋」のキャッチコピーです。1つは朝9時、開店前の行列。休日ともなると200人以上のお客さんが駐車場の端っこまで並んでいます。先頭の方は、なんと1時間前から並んでいるというのですから驚きです。もう1つは朝6時にできる野菜を持ってきた農家の行列。実はさいさいきて屋の陳列は農家自ら行うのがルール。しかも早い者勝ち。農家たちは搬入口が開くと同時にお目当ての野菜棚めがけて一目散に走ります。レジ前に置くとよく売れるという農家もいれば、いつも同じ場所に置いてお客さんに自分の野菜を覚えてもらおうとする農家も。みなさん独自の視点で自慢の野菜を並べています。「安くて新鮮」だけじゃない、さいさいきて屋がお客さんを引き付ける魅力を垣間見ました。
今回、店内を俯瞰するポイントにカメラを置いていたのですが、開店から閉店まで一瞬たりともお客さんが途切れることはありませんでした。そんな人気の産直市ですら、新型コロナウィルスには苦しめられていました。出荷しても売れ残るので、数を減らして卸す農家さんも増え、空の棚も目立つように。全盛期のあの活気からは考えられない異様な光景が広がっていました。日本には今、約2万3千店を超す農産物直売所があると言われています。生活の一部として使う人もいれば、観光目的で立ち寄る人も多いと思います。コロナ禍での外出自粛、大型ショッピングセンターの誕生など、全国のいたるところに「さいさいきて屋」と同じ悩みを抱えた産直市があるんじゃないでしょうか。身近な産直市の存在が当たり前・・・といかない時代が来るかもしれません。今回の番組は「そうはさせない」と困難に抗い前を向く人々のお話です。
番組情報
さいさいきて屋
【電話】 0898-33-3131
【営業時間】9時00分~18時00分(休業日: 1月1日~1月3日)
サイサイカフェ
【電 話】 0898-35-3671
【営業時間】9時00分~17時00分(休業日: 1月1日~1月3日)
【住 所】 愛媛県今治市中寺279−1
【URL】 https://www.ja-ochiima.or.jp/business/saisaikiteya/saisaikiteya/