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愛知県南部に位置する碧南市。近くを流れる矢作川の水と土に恵まれ、露地栽培が盛んな場所です。この地域を代表する野菜の一つが「へきなん美人」。色つやが良く、形も整って美しいのが特徴。
地域を代表するブランド野菜として全国に出荷されています。味は、果物のように甘く、そのままジュースにして飲んだりするのも人気です。
「へきなん美人」は、約20年前に地元の生産者と種苗会社、JAが共同開発を始めました。その立役者が生産者の永井是充さん(61)。父親から畑を継いだ是充さんは、それまで手作業だった生産方法の機械化に成功。さらに、良いニンジンを作る方法を周辺の生産者に教え、品質が良いニンジンを地域全体で作ることで「へきなん美人」のブランドとしての競争力を高めてきました。一生産者にととどまらない発想力で地域に貢献しています。
そして、是充さんの跡を継ぐのが長女の永井千春さん(36)。生産者であり、野菜ソムリエの資格を持つ彼女は、ニンジンを生産販売する会社を設立し、社長に。もともとは農業を継ぐ気はありませんでしたが、父・是充さんが楽しそうに地元の農業を変えていく姿を見て、家業を継ぐことを決意。彼女は、幼い頃から身近にあったニンジンを「ニンジンちゃん」と呼び、まるで人のように接していました。そんな“ニンジン愛”あふれる独自の発想が、ニンジンの新たな可能性を広げています。
ニンジンづくりに情熱を注ぐ、親子の日常を見つめます。
編集後記
ディレクター:松尾有美(ライフワークス)
今回の取材は、2020年9月中旬の種まきから12月下旬の収穫・出荷までの約3カ月間に密着しました。「全国で後継者がいないって言うけど、碧南は十分いるもん。もっと産業にしていきたい。」と話す永井是充さん。この言葉からも分かる通り、永井さん一家をはじめ、碧南市の生産者の皆さんはとにかくエネルギッシュです。ニンジンづくりへの情熱とプライドが伝わってきました。それも、これまでの並々ならぬ努力と工夫があったからこそと思います。
周囲の生産者が、皆で力を合わせてニンジン作りに取り組む姿が印象的でした。現在も種苗会社と共同で品種改良したり、栽培方法などを共有する勉強会を開いたりしています。立役者の是充さんの存在がなかったら今の「へきなん美人」はない。その一方で、永井さん一家だけではここまでにはならなかったとも言えます。地域の生産者をはじめ、JA、種苗会社、機械メーカーなど、様々な立場の人たちが関わり合って取り組んできたからこそ、かつて是充さんが願った通り、地域を代表するブランド野菜になったのだと感じました。
へきなん美人をPRする会を立ち上げ、生産者とJA職員が集まって活動しています。これも是充さんが発起人。娘の千春さんは、先陣を切って意見を言うなど、周囲を引っ張る若手のホープです。今年度はコロナの影響でPRイベントが軒並み中止になりましたが、レシピ動画をつくって、JAあいち中央のHPに掲載するなどコロナに負けず工夫をしています。最近ではスーパーなどでも「へきなん美人」として売られることが増えてきました。「へきなん美人」が広がっていくことで、生産している地域全体が盛り上がっていく様子を肌で感じました。これからのますますの発展が楽しみでなりません。
番組のメッセージとしては、へきなん美人の魅力にとどまらず、どんな仕事でも嫌々やるよりは、楽しい要素を見つけて取り組むと、自分も周囲も幸せな気持ちになる。そんなことを視聴者の皆さまに感じていただければと思います。
番組情報
JAあいち中央 営農部碧南園芸課
【TEL】0566-42-3570(平日8:30〜17:30)