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体を張って、東北を、盛り上げる―。
みちのくプロレスは、1993年旗揚げの日本初のローカルプロレス団体。レスラー自身が裏方の仕事もこなす低コスト興行で、東北を拠点に、プロレスの火を灯し続けてきました。マスクマンからイケメンレスラーまで、現在も19人が在籍。県内外を行脚して、観客を楽しませています。
リングネーム「のはしたろう」、本名・野橋太郎さん(37)はデビュー19年目のみちプロレスラー。9歳の息子と妻を、プロレスだけで養ってきました。自分が上がるリングの設営から、ポスターの張り出し、チケット販売・・・。華々しいメジャー団体とは違って、試合以外にたくさんの雑用を抱えるローカルレスラー、それでも彼は語ります。「自分達は、リングを建てられるならどこでもプロレスができる。」
実は、野橋さんは関西の生まれ。そんな彼が、東北のリングにこだわるのには、理由があります。
「プロレスでお客さんに力を与えることができることがうれしいし、プロレスに感謝しています。」市場に出向いてのお餅つきに、ファンサービスのイベント、住民や観客との距離が近いのも“みちプロ”の特徴。リングの外でも人を楽しませる、レスラーのもう一つの顔も見所の一つです。
朝の番組で、プロレス!?まあ、そう言わず、ぜひご覧ください。サービス精神旺盛なレスラー達の奮闘、お客さんの笑顔と歓声、そしてタイトルにもある、逆境に抗う「不屈」の精神!こんな今だからこそ、元気をお届けしたいと思います。
編集後記
ディレクター:鹿野真源(IBC岩手放送)
“みちプロ”で「日本のチカラ」を―。この番組を企画・立案した当初、ディレクターとしてイメージしていたのは、巡業に密着し、各地で繰り広げられる地域の人とレスラー達の交流、リングに送られるたくさんの声援、そんな活気あるローカルプロレスの姿をお伝えすることでした。しかし―。
今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大により、“みちプロ”を取り巻く現実も大きな変容を遂げることに・・・。各地のイベント中止が相次ぎ、大会を開く会場を確保することもままならない事態に。この原稿執筆時点(5月25日)で岩手県内の感染者は確認されていませんが、各地に出向いての興行、チケット収入が生命線のプロレス団体にとって、人を集めることが難しい“コロナ禍”は本当に厳しい現実です。
想定していた巡業試合すら撮影できず、先の展開も予測がつかない状況。「大丈夫、何とかなります」と周りには話しながら、今この状況をどう描くべきか内心気が気ではないディレクター。
ヒントになったのは、番組の主人公・野橋太郎さんの一言です。「厳しい状況ではあるが、やられても立ち向かうプロレスラーの真骨頂をお見せする時でもある」プロレスラーを志すきっかけとなった、少年時代の経験。9年前の東日本大震災、“みちプロ”のレスラーとして、被災者の前で戦った慰問試合。そして、この“コロナ禍”。リングの内外に関わらず、不屈のレスラー達の姿が苦しい現実と向き合う人間へのエールとなるなら、それはとても素敵なことです。紆余曲折ありましたが、この番組でお伝えしたかったのは、そんな小さな“希望”です。
編集後記ということですので、後日談を少々。長らく大会を開けずにいた、みちのくプロレス。手洗いなどの動画配信、お弁当のデリバリーサービスなどに挑戦しながらトレーニングを重ね、ようやく5月23日に興行を再開することが出来ました。普段トレーニングに使っている道場を会場に、岩手県内の観客20人限定の小規模なものです。会場で観戦できない県外ファンのため、インターネットを通じたライブ配信の試みも始めています。プロレス団体の経営としては、まだまだ厳しい状況。大きな会場で、たくさんの観客を集めて興行できる日は、果たして―?
人と人とを分断する、この目に見えない敵との戦いに勝利し、大手を振っての全国的な往来が可能になったなら、その時はぜひ“みちプロ”を観戦に来てください。泥臭く、人間臭いレスラー達の「やられても、やられても、立ち上がる」、そんなプロレス魂が、きっと元気を与えてくれるはずです。
番組情報
みちのくプロレス(株式会社陸奥)
【電話】019-687-2431