#195 ブラック商店街~アブナイ商店街ではありません~

2019年11月2日(土)(テレビ朝日 放送) 南海放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ


長時間労働? ハラスメント? 精神論?この商店街は、とにかく”ブラック”なんです。瀬戸内海に面した風光明媚な海の街、愛媛県八幡浜市。主な産業八幡浜に黒いお湯の温泉ができたことがきっかけで始まったこのプロジェクト。偶然沸いた”黒い”温泉に目を付けたのが新町商店街のみなさんです。ピーク時には120軒以上が軒を連ねていた新町商店街。時代の流れとともに店舗数は徐々に減少。現在は半数近くのお店でシャッターが閉まり、活気のない商店街に…。そんな商店街の元気を取り戻そうと”ブラック”な状況を自覚しながら逆手にとって「ブラック商店街」として商店街を黒く染めていったのです。


プロジェクトの発起人は100年続く呉服屋のご主人・河野竜宏さん(49)。趣味はヘビーメタルバンドというファンキーな河野さん。バンド活動で養ったエネルギッシュな人柄で協力店を次々に増やし、商店街以外のお店も協力するようになりました。黒いたまご焼きに黒い神社、バス停にお店のシャッターまで黒く塗る始末…。

黒い商品を紹介したパンフレットはナント「ぶらっくりすと」。

反響は大きく、第6弾を発表するまでに至りました。商店街の黒い取り組みは勢いを増し、順調に街中を真っ黒に変えていくが…。
苦境を笑いに変えて頑張るブラック商店街の活動を追いました。

編集後記

ディレクター:長野大介(南海放送)

「ブラック商店街」という言葉だけを聞くと、嫌な印象。なんでそんなことをするのか。と否定的な意見が大多数を占めました。自分たちの大切な商店街に悪いイメージを付けてしまうかもしれない。でもこのままでは商店街自体が無くなってしまう…。番組では面白可笑しく取り上げて、賑やかに仕上げていますが、商店街の方たちは身を切る思いでこのプロジェクトを立ち上げました。全国各地に八幡浜新町商店街と同じように苦しい現状に立ち向かう商店街は多数あると思います。この番組を通じて、全国の商店街が活気を取り戻すきっかけになれば幸いです。

ブラックに悪いイメージがあると書いておきながら、学生さんやちびっこ、外国人は“黒”にクールやかっこいい、おしゃれという良い印象を持つ人が多かったので、いずれは“おしゃれなブラック商店街”と言われる日がくるのかもしれません。

番組情報

◆宮川菓子舗
【住 所】愛媛県八幡浜市282−4
【電 話】0894-22-1120
【営業時間】9:00~19:00/休日:水曜

◆住

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