#135 秋田発 ヒト売る雑貨屋 ~きまぐれ店主、独自の流儀~

2018年6月23(土)(テレビ朝日 放送) 秋田放送制作 協力/文部科学省 総務省 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

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秋田県大仙市。商店街の一角に建つ古びた倉庫蔵で雑貨店を営む佐藤美博さん(38)は、口ひげを蓄えた長髪丸メガネの、少し胡散臭げな風貌の男性だ。しかし、こんな見た目とは裏腹に、工芸品への造詣がとても深い。そして店に置く品の数々を、彼は独自の流儀で選び抜くのだ。いわく「作家の人柄が信頼できなければ、モノは扱わない」。

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きまぐれで天邪鬼、その実、頑固モノ。そんな佐藤さんがいま、背中を押す若手漆作家がいる。丁寧な塗りと、独創的な絵付け。高橋睦さん(33)だ。彼女の力量と人柄とを熟知しているからこそ、佐藤さんは「都会で勝負しろ」と口癖のように言う。

モノを売りながらその実、作家の人柄を売っている佐藤美博さんの、淡々とした日常や作家とのかかわり方を柱に据え、彼が店に置く美しい秋田の工芸品を編み込みながら、番組は進んでいく。

編集後記

ディレクター:梅村 康史(秋田放送)

今回の主人公は、秋田・大仙市で小さな雑貨屋を営む佐藤美博さん38歳。
束ねた長髪に口髭を蓄え、ジャン・レノばりの丸メガネだから、どう見ても胡散臭い。そんな胡散臭げな風貌なのに、陶芸や漆器、ガラスなど民芸品への造詣が、驚くほどに深い。全く別のロケでたまたま行き会い、ギャップに惹かれて気付けば2時間立ち話。

一品一品をいとおし気に扱う彼を見て出た疑問「彼のモノへのこの熱量は一体どこから来ているんだろう?」。嫌がる彼をカメラの前に半ば無理やり引っ張り出してロケを続けているうちに、実は彼がモノではなくて、ヒトが好きなことに気づきました。

番組は、佐藤さんが営むお店の日常と作家さんとの関係とを柱に据えながら、秋田の美しい民芸品を編み
込む流れで進めていきます。

大量生産大量消費の時代に、一つ一つ手作業で仕上げていく陶器や漆器。その作業も作っている人の人柄もしっかり見届けて店に並べる主人公佐藤さん。彼の姿から、紡いでいくべき「日本のチカラ」のようなものを感じて頂ければ、幸いです。

番組情報

◆ミンカ
【住 所】秋田県大仙市大曲通町/10時~18時半(木曜定休)
【電 話】0187-88-8704
【メール】minca@future.ocn.ne.jp
【インスタグラム】minca_micanmark

◆白岩焼和兵衛窯(白岩焼)
【住 所】秋田県仙北市角館町白岩本町/9時~17時(不定休)
【電 話】0187-54-4199
【H P】https://www.waheegama.com/
【取扱店】ミンカ(秋田県大仙市)MARKUS(東京都武蔵野市)ほか

◆夢積工房(漆器)
【住 所】秋田県美郷町
【メール】tsumiki623@gmail.com
【取扱店】ミンカ(秋田県大仙市)ほか

◆MARKUS
【住 所】東京都武蔵野市吉祥寺本町/11時~20時(不定休)
【電 話】0422-27-2804
【H P】http://marku-s.net/

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