#119 50年越しのありがとう 宮崎~青森 文通物語

2018年1月13日(土)(テレビ朝日 放送) 宮崎放送制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

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宮崎県高千穂町に暮らす冨髙リエ子さん(68歳)は、標高およそ450m、世界農業遺産にも認定された美しい棚田で米を育てる現役農家。

そんな冨髙さんには、50年交流を続ける文通友達が青森県にいます。携帯電話もメールもなかった18歳の時、リンゴ農家の息子・工藤義人さんから「文通しませんか」と手紙が来たのが始まりでした。

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お互いにそれぞれ結婚し、その後は義人さんの妻・やさ子さんが文通相手へ。同じ農家の妻同士30年以上、手紙だけでつながってきた二人。

しかし15年前、ガンを患い、やさ子さんが急死…。冨髙さんは50年の節目に、家族と生まれて初めて青森を訪ね、やさ子さんのお墓参りへ行くことを決めます。

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宮崎と青森。日本の北と南に暮らす「文通」で心を通わせた2つの家族が、初対面。そこには、温かいドラマがありました。

編集後記

ディレクター:堺 玲奈(宮崎放送)

冨髙さん・工藤さんファミリーは、本当に温かいご家族です。「人」が50年、手紙を通して農業一筋、20代~60代までともに支えあってきたご家族同士が初めて面会する瞬間を記録させて頂けて、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆さん、「人」をとても大切にするご家族でしたので、撮影中も「…カメラマンやスタッフの皆さんも一緒にどうぞ~」と私たちを仲間に入れてくれようとする場面が多々あり、なんて温かい2つのご家族なんだと心から思いました。取材を通して、一度も会うことがなくても50年交流を続けてこられた理由を、少しだけ垣間見たような気がしました。宮崎と青森、ごく普通の家族同士が、ごく普通に行ってきた50年の偉業。番組をご覧いただき、誰かを思いやる優しさ、温かさを感じて頂けると幸いです。

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