#111 林業はロマン ~緑の扉を開く女性~

2017年11月11日(土)(テレビ朝日 放送) 日本海テレビ制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

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山林が70パーセントを占める鳥取県。日本でも有数の林業県に去年、1人の女性がやってきました。鳥取県の東部森林組合で技能員として働く伊藤亜実さんです。虫は苦手という普通の女性ですが、1度山に入ればチェーンソーで大きな木を切り倒します。東京で生まれ育ち自然への憧れが強かった伊藤さん。大学卒業後、東京で事務の仕事をしていましたが、その時参加した鳥取での林業体験に惹かれ移住を決意します。

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鳥取には伊藤さんのような若手が訓練するための国内初の施設が完成するなど、若手の育成や安全への取り組みに力を入れています。現場も機械化が進み働きやすい環境へと変化しています。
また、林業に興味を持つ女性たちも増え、伊藤さんも林業女子会に参加し、積極的に自分の経験を伝えています。

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しかし、鳥取での生活は楽ではありません。仕事では突然の雨や虫に襲われるなど林業の厳しさも痛感。自分に自信が持てずにいました。
豊かな森を守り未来へと繋げようと奮闘する伊藤さん。その思いに迫ります。

編集後記

ディレクター:足立昌平(日本海テレビ)

夏の照りつける日差し、襲ってくる蚊、蜂。突然の雨。まさに林業は自然とのたたかい。それを今回の取材で痛感しました。しかし、その一方で感じたのが自然の中で汗を流し、働くことの素晴らしさ、気持ちよさ、達成感です。

今、林業は担い手不足や高齢化と言われていますが、20代や30代が増え、働く人たちの平均年齢は若返っています。取材をした鳥取県東部森林組合も伊藤さんを始め、若手が多く、生き生きと、そして林業の仕事にやりがいや誇りを持って働く姿が印象的でした。
「林業は長い時間軸でする仕事。山や森に関心を持つことが守ることに繋がる」取材の中で伊藤亜実さんが話していた言葉です。番組を通じてこれまでの林業のイメージが変わり「日本の林業はかっこいいな」とか、「林業って素敵だな」とか、「木や自然を大切にしよう」とか少しでも思っていただけたら嬉しく思います。

番組情報

◆鳥取県東部森林組合
【電 話】0857-28-5751
◆原田製材所
【電 話】0969-66-2179
◆有限会社 森商事
【電 話】0969-42-1166
◆アイ・ケイ・ケイ株式会社
【電 話】03-3967-4551

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