#45 不思議カフェ ~高校生が作る居場所~

2016年5月1日(日)(テレビ朝日放送) 四国放送制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

chikara45-4.jpg徳島県鳴門市のとある商店街。ここに去年7月 小さなカフェがオープンした。営業は週に3日間、それも午後4時から6時までの2時間だけ。なのにいつも賑わっている。覗いてみると・・駄菓子がいっぱい! 小学生たちが次々やってきてはおやつを品定めしておしゃべりが始まる。宿題を広げる子どもも!ここはいったい?

chikara45-3.jpg「UZU café(ウズカフェ)」は、鳴門渦潮高校が始めた新しい課外活動。地元商店街のにぎわいを取り戻そうと、商店主らと協力して始めた。子どもが来たくなる場所を作れば、商店街の賑わいも取り戻せるのでは・・自治体や教育委員会も注目し、オープン当初からカフェは賑わう。

chikara45-2.jpgその後、子育て中のお母さんや92歳のおばあちゃんまでやってきて店は軌道にのるかに見えた。しかし店の運営は初めて。次第にお客は来なくなり、ついには売上げゼロ! さらには資金も底をつき、万事休す!

気弱で「ヘタレ」なところもあるイマドキの高校生、カフェ運営の半年を追った。

編集後記

ディレクター:芝田和寿(四国放送)

高校生が地元商店街を活性化するという取り組みは、いまも全国各地で行われている。しかし課題は継続すること。華々しくスタートできてもメンバーの交代や人手、資金などの問題で短期間で終わることも。
ウズカフェはオープンからもうすぐ1年、これまでの取り組みがようやく地元の理解を得て、次のステージに進もうとしている。続けてこられたワケは何だったのか・・それはがんばりすぎないことではなかったか。どこかゆるくていいかげんな所もありながら、イマドキの高校生のスタイルでつないできた。そうする間に1人、また1人、周りの大人たちが認め始めたのだから。声が小さくても,自分のことを名前で「○○ちゃん」と呼んでも、擬音と感嘆符とひらがな文字でコミュニケーションしてもかまわない。イマドキの女子高生の今後に期待したい。

番組情報

◆徳島県立鳴門渦潮高校
【住 所】徳島県鳴門市大津町吉永595
【電 話】088-686-4577

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