#11 あなたの願いかなえます~僕ら発明ブラザーズ~

2015年6月28日(日)(テレビ朝日放送) 宮崎放送制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

chikara11-2.jpg宮崎県延岡市にある「ブルーウィング」。築50年の民家を改装した事務所に従業員はたった3人という小さな会社です。

このブルーウィングで働く兄弟、森山喜昭さん(70)と森山兼博さん(64)は、子どものころから地元で有名な発明兄弟。今までブルーウィングで作った発明品は困っている人を助けたいという思いから生まれたものばかり。そして今、この兄弟が作った自動噴霧装置「なからっぽ」が農家の手助けとなっています。

chikara11-6.jpg噴霧装置とは農業用ハウス内で水や液体肥料などを散布するためのもので、森山さんたちの作る「なからっぽ」の特徴は “目詰まりを起こさないノズル”。農家が元々使っていたノズルが液体肥料を使った後で目詰まりを起こすという声から生まれました。最近では県外に「なからっぽ」の販売代理店もできており、全国へと広がっています。

元気の秘訣は「夢」だと語る森山兄弟。世界へと挑む発明ブラザーズの奮闘に迫ります!

編集後記

ディレクター:濵田 紘仁(宮崎放送)

 私が発明ブラザーズと初めて会ったのは昨年9月頃でした。取材の申し込みをするために会いに行ったのですが、2人はいきなり自社製作商品について熱く語りだしました。その瞬間に私はこの2人が大好きになりました。話をするときは延岡弁、メガネには何故か色が入っており、撮影していない時でも自分たちの思いを語る発明ブラザーズ。

 しかしこんな田舎丸出しのおっちゃん2人が作った「なからっぽ」は確かに農家の人たちの助けになっていました。今では県外からも引き合いが来ており、すでに駐車場兼作業場では県外に送るための「なからっぽ」の製作が始まっています。

 還暦を過ぎ、お孫さんもいる発明ブラザーズが元気に働いている姿を見ていると、「世界一の企業になる」という2人の夢もいつか叶えられるんじゃないか?と思ってしまいます。働くということの楽しさ、そして人が輝くのに年齢なんか関係ないんだということを伝えられたらと思います。

番組情報

◆株式会社ブルーウィング
【電 話】0982-31-4748

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