＃５１　極上ブランド豚　おいしさのヒミツ

学びＥｙｅ！ ６月のシリーズテーマは…「故郷の名産品」。
第一弾は、首都・東京が誇る美味しい名産品をご紹介します。東京産の食べ物ってなんだろう？と感じる方も多いはず。でもあるんです、素晴らしい食材が！
その名も「ＴＯＫＹＯ Ｘ」。東京都が長年の研究開発の末、誕生させたブランド豚肉です。とことん美味しさにこだわって生み出されたこの豚の特徴は、「霜ふり」であること。
まるで和牛のように細かなサシが入っているんです。消費者が「肉がほどよく柔らかく、脂に甘みがあって美味しい」と絶賛するこのＴＯＫＹＯ Ｘ。実は流通しているのは、都内近郊の契約店だけなんです。その理由は、飼育に手間がかかる希少な豚だから。しかし、それこそが美味しさの秘密！生産農家では餌や飼い方について細かなルールが守られ、加工の過程では厳格な品質チェックと、美味しさ、そして安全性にも細心の注意が払われています。

そんなＴＯＫＹＯ Ｘにほれこんでいるのが、プロの料理人たち。有名なトンカツ専門店や、ミシュラン一つ星のフレンチレストランなどでも、確かな食材として求められています。
名店で作られる、Ｘ豚の魅力を最大限に引き出した究極の豚肉料理とは！？
そして、東京でおいしい豚が生み出された深い理由。
「ＴＯＫＹＯ Ｘ」、その秘密に迫ります！！

◇ディレクター：市村　奈穂（テレビ朝日映像）◇

ＴＯＫＹＯ Ｘ とは。東京生まれを表す「ＴＯＫＹＯ」、交配の意味の「Ｘ」、そして未知の可能性を表す「Ｘ」…開発者の思いがその名に込められた、ブランド豚です。
「ぜひ食べてみたい！」と思われた方が、東京以外の地域にお住まいならば・・・申し訳ないです。東京にお越し頂くしかありません。
もともと、減りゆく東京都の畜産農家を救うために開発された豚であることと、何より生産頭数が少ないために、主に都内（一部近隣県）の加盟店にしか流通していないのです。
私も、今回取材してこの豚の価値がよく分かりました。開発者たちが苦労の末に誕生させた歴史。交配して生まれた新種ゆえに飼育が難しく、細かな決まりを守って生産する畜産農家の手間。加工施設では厳しく肉質をチェック、徹底した品質管理。そうした人々の努力と手間を経て消費者の元へ、ＴＯＫＹＯ Ｘ の名に相応しい美味しい豚肉として流通するのです。この肉に惚れ込んで調理している料理人の皆さんは「手間に応える料理を作らねば」とおっしゃっていました。
撮影時、私たちスタッフもＴＯＫＹＯ Ｘの料理を頂きました。それは本当に美味しく、同時にこの豚に関わる人々の顔が思い浮かんできたのです。これは人々の手間や努力が生み出した、確かな味なのだと思いました。
都内近郊の方々、そんな人々の思いも感じて改めて味わってみて下さい。そして他地域の皆さん。東京にお越しの際はぜひ一度、地元が誇るこの名産品を食べてみて下さいね！

◆多くの人の努力で生み出す　ＴＯＫＹＯ　Ｘは　世界に出て　通用する豚◆

◆番組でご紹介した情報◆

■東急百貨店 渋谷本店　精肉 あづま
地下一階にある精肉店「精肉 あづま」にてＴＯＫＹＯ Ｘ豚肉の販売をしている。
【住所】東京都渋谷区道玄坂2-24-1
【電話】03-3477-3111(代表)
【営業時間】10時～20時　定休日：なし

■とんかつ まい泉 青山本店
とんかつ専門店。一日限定10食の「ＴＯＫＹＯ Ｘロースかつ膳」、限定4食の「ＴＯＫＹＯ Ｘ特ロースかつ膳」限定2食の「ＴＯＫＹＯ Ｘヒレかつ膳」を出している。
【住所】東京都渋谷区神宮前4-8-5
【電話】0120-428-485
【営業時間】11時～22時45分（ラストオーダー：22時）　定休日：なし

■Ｒｅｓｔａｕｒａｎｔ－Ｉ（レストラン アイ）
ＴＯＫＹＯ Ｘの料理を出すフレンチレストラン。
（注）今回番組で紹介したＴＯＫＹＯ Ｘの新メニューは、現在開発中であるためお店では出していません。
【住所】東京都渋谷区神宮前１-４-２０パークコート神宮前1Ｆ
【電話】03-5772-2091
【営業時間】ランチ 11:30～15:00 (LO 13:30)　ディナー 18:00～22:00 (LO 21:00)※日曜日のディナーは17:00から営業　定休日：お問い合わせください

■ＤＡＮＲＡＮ亭
焼き肉店。ＴＯＫＹＯ Ｘのロースやカルビ、ホルモンが食べられる店。
【住所】東京都立川市柴崎町3-10-4 コーラル立川1Ｆ
【電話】042-540-0229
【営業時間】11：00～15：00（ＬＯ14：30）　17：00～23：30（ＬＯ 22：30）※日・祝は夜15：00～23：30（ＬＯ 22：30）　定休日：不定休