2011年11月20日(日)(テレビ朝日放送) RKB毎日放送制作 協力 文部科学省
かつての豊前国、福岡県北九州の郷土料理「ぬか炊き」。
イワシやサバなど新鮮な青魚を漬物用として使っていたぬかで炊き込んだ料理です。
もともとは、小笠原藩の殿様が大好きだったというこの料理、やがて庶民へと広がっていきました。
ぬか炊きの命は、ぬか床。ぬか床は、昔嫁入り道具の一つとされていました。
母から娘へ、今もそれぞれの家庭に受け継がれています。
ぬか床から始まって、ぬか漬け、ぬか炊きの3コースは、郷土が誇る食文化の王様。
絶品!白いごはんのおかずにたまりません。新米の季節、まさに、至福のめし友です。栄養価も高く、美容と健康にも良いぬか料理には、江戸時代からの先人の知恵がいきています。
材料も贅沢。これからが旬の秋ナス、秋サバが、ぬかの魔法でさらに美味しく変身します。
子どもからお年よりまでみんな大好きなおふくろの味。
ぬかの力、ぬか床への深い愛情が生み出す美味しい郷土料理を紹介します。
◇ディレクター:井上 八月(RKB毎日放送)◇
各家庭に受け継がれる自慢のぬか床。それぞれの家庭や店で味が違います。
食べ比べてみるのも、楽しい取材でした。
「ぬか炊き」どんな味がするのだろう? 九州は、濃い味で甘口。山椒の香りと唐辛子のピリッとした辛さが食欲をそそり、もちろん、ご飯のおかずとしても最高ですが、お酒にもあう一品です。福岡の名産品といえば、すぐに明太子を思い浮かべる人が多いと思いますが、同じ県内でも北九州といえば、このぬか炊き。
お土産やお取り寄せでも今、全国的に人気が出ています。
古き良き、日本の食卓・・・この取材を通して、忘れかけていた大切なものを思い起こさせてくれたような気がします。
◆ぬか床は、手入れが一番 毎日混ぜること◆
◆ぬか床は発酵食品の第一人者◆
◆ぬか床から始まって、ぬか漬け、
ぬか炊きの3コースは郷土が誇る食文化の王様◆
◆ぬか床は家宝、江戸時代から受け継がれてきた郷土の誇り◆
◆番組でご紹介した情報◆
■「槇乃家(波多野 淳子さんのお店)」
【住所】北九州市小倉南区長行西1-974-4
【電話】093-452-2222
■「料亭 金鍋」
【住所】北九州市若松区本町2-4-22
【電話】093-761-4531
■「吉勝」
【住所】北九州市小倉北区魚町4-2-17
【電話】093-521-0312
■「千束」
【住所】福岡市中央区高砂2-9-5
【電話】092-522-6565
■「いちか和」
【住所】福岡県北九州市小倉北区紺屋町12−13 光安ビル1F
【電話】093-533-1219
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