#18 信州安曇野・恵みの水の食卓

2011年9月4日(日)(テレビ朝日放送) 信越放送制作                              協力 文部科学省

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信州・安曇野は、ドラマ「おひさま」の影響もあって、いま大きな注目を浴びています。連日多くの観光客が訪れ、大自然の恵みに触れ、そして安曇野のとりこになります。
そんな北アルプスのふもと、安曇野で暮らしてきた人たちを支えてきたものが、水でした。安曇野の人々は、水を力で治めるのではなく、水の自然な流れに寄り添うように、暮らしを発展させてきました。コメにそば、ワサビ、川魚に酒など、どれをとっても水がなくては成り立たないのです。そして、何より北アルプスの山々から湧き出る豊かで冷たい雪どけ水そのもののおいしさが、昔も今も人々を魅了しています。

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いまに息づく安曇野のそばの文化。「水がなければ安曇野ではない」と語るワサビ農家。水とともに生きてきた安曇野の人が学び、伝え、織り成してきた生活のありようは、とても素朴で気取るところがありません。北アルプスの恵みと自然体で向き合いながら、最高の食卓を生み出しています。

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安曇野の食文化や暮らしぶりを紐解きながら、水を尊び、謙虚に生きることの大切さを学びます。

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◇ディレクター:松井 健悟(信越放送)◇
ソバにしても、ワサビにしても、コメにしても、水がなければ作ることができません。安曇野に限らず、水がなければ成立しないものというのを意識して考えてみると、そうしたものが、かなり多いことに気づきます。仮に、水とまったく関わらずに生活することができるかどうか―。その答えは、多くの人が分かっているはずです。
しかし、その「ありがたさ」を普段から感じているか・・・。そこは、なかなか難しいかもしれません。日々当たり前に存在するから、余計に…。
水をテーマにして安曇野の食文化をご紹介しましたが、私自身は取材を進めていくうちに、「水」が持つ普遍性を別のものに置き換えて、いろいろなことに思いを巡らせていました。「命」であったり、「家族」であったり・・・。それは2011年だったから、より感じたのかもしれません。
地域の食文化をテーマにお伝えした一方で、単純に「おいしい!」だけではない安曇野の魅力や人の心も、ほんのちょっとだけ感じていただければ幸いです。

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■わさび丼■
【材料】
生わさび1本(「真妻」であれば、よりおいしい)
かつおぶし、しょうゆ、炊き立てのごはん、※いずれも適量

【作り方】
① 生わさびを目のこまかいおろし金(鮫肌おろしが理想)でする
② ごはんをどんぶりにお好みで盛る
③ そこに、かつおぶしを乗せる
④ しょうゆをひとたらし!
⑤ わさびを乗せる!
⑥ かつおぶしを程よくまぶしながら食べる!

◆番組でご紹介した情報◆

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■庭園そば処みさと
【住所】 長野県安曇野市三郷小倉3549
【電話】 0263-77-2401
【ホームページ】 庭園そば処みさと ホームページ

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■有賀わさび園
【住所】 長野県安曇野市穂高732
【電話】 0263-82-2296

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