2011年5月8日(日)(テレビ朝日放送) 長崎放送制作 協力 文部科学省
焼きあご(トビウオ)でだしをとった雑煮。節分には金頭(かながしら)(ほうぼうの仲間)の煮付け。昔から長崎の家庭の食卓に上っていた長崎料理、今では作る家庭は少なくなってしまいました。
長崎らしい坂の途中に家を持つ脇山順子さん(75歳)。夫の信雄さん(75歳)と二人暮らしです。順子さんは、短大の教授を退職した後、長崎料理を中心とした料理教室を開いています。
そもそも、順子さんが食事を大事に考えるようになったのはお母さんの影響です。お父さんは結核で早くに亡くなったため、お母さんが学校の先生をしながら5人の子供を育て上げました。
食糧難の時代でも工夫して様々に料理を作るのが得意だったお母さんの教えを感じながら、順子さんも3人の子供を育てました。
季節の逸品に込められた家族の絆と長崎の食文化の教えとは?
ナレーションを女優・室井滋さんが担当。坂の街・長崎の情景と家族の絆をハートウォーミングに語ります。
◇ディレクター:斉藤 礼子(長崎放送)◇
とにかく美味しい取材でした。
脇山順子さんのお宅に取材に行くたびに最後は順子さんの作った手料理がテーブルいっぱいにに並びます。私たちスタッフは片っぱしから食べていき、満腹になって順子さんのお宅を後にするというのが取材のスタイルでした。
中でも美味しかったのが順子さんの作るおにぎり。塩の塩梅や握り方が違うのでしょうか。自分でも再現しようとしますが、なかなかうまくいきません。大嫌いだった桜餅も順子さんの手作りを食べて以来、大好物になり、今では私の得意料理になりました。ナレーションをお願いした室井滋さんも録音中「美味しそう」を連発。手作りの料理ってこんなに人を幸せにするんだなと改めて感じた取材でした。
◆昔の家庭で守られてきた 食文化を伝えたい◆
皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしております。
お寄せいただいたコメントにはすべて目を通しておりますが、必ずしも掲載されるものではございませんのでご了承ください。
なお、企画提案、商品宣伝、イベント告知等に関する投稿は固くお断り申し上げます。
※ 記入欄に、お住まい(都道府県)もご記入いただければ幸いです(任意)