2011年5月1日(日)(テレビ朝日放送) テレビ朝日制作 協力 文部科学省
神奈川県鎌倉市。源頼朝が鎌倉幕府を開いてから800年以上にわたり、海と山に囲 まれた天然の要塞として文化の中心として栄えた古都・鎌倉。
その鎌倉の山に桜が咲く頃、海にも春を告げる、かけがいのない魚、しらすがやってきます。
今回は、海と山に囲まれた鎌倉の絶景と共に、旬の恵み「春しらす」を学びます。
古都、鎌倉に春を告げる「しらす」。指先に簡単にのってしまうぐらいの小さな小さな魚ですが、実は、加工の段階によって5種類に変化するのをご存知ですか?
「生しらす」「釜あげしらす」「天日干し」「ちりめん」「たたみいわし」そして、小さな「しらす」と真剣に向き合い、その魅力を存分に引き出している鎌倉の人達のとっておきの朝食とは?鎌倉にある、「しらす」の伝統的な食し方とは?
釜あげしらすを作る三次郎丸の岩崎政雄さんは、毎日、羽釜をつかって、取れたてのシラスを釜あげします。「タイミングは魚が教えてくれる!」と羽釜のそばを離れない岩崎さん。岩崎さんのこだわりに、鎌倉の人々のしらすへのこだわりがありました。
一つ一つの「しらす」を大切に、自然に感謝して頂いてきた、鎌倉の人々。
鎌倉の女性漁師をはじめ、古都鎌倉で、「春しらす」と共に生きる人々の知恵を学びます。
番組のご意見・ご感想はこちらから。
◇ディレクター:三ツ木 仁美(テレビ朝日)◇
「鎌倉は苦手なんだよなぁ…」実は取材前に、私が心の片隅で思っていたコト。
今までの取材経験からも、私にとって、「鎌倉」は、京都に似た、敷居の高さを感じる町でもありました。だから、今回は“「鎌倉」という町から逃げずに、真正面から見つめていこう…”という裏テーマを持って、取材に臨みました。
…とはいっても、私にとっては、「しらす」は、“おかずの一品”という感覚で、
それをメインディッシュとした番組作りって…と悩む日々でしたが、
何度か鎌倉へ足を運ぶうちに、地元の小さな小さなしらすに真剣に向き合う人達の姿に
感動し、下町風情の残る「材木座商店街」を軸とした、しらすにまつわる人間群像を
描いていきたいと思い、作品に仕上げていったつもりです。
私自身も、きちんと人と向き合う事で、「鎌倉は苦手」という気持ちも克服できたと思っており、当たり前の事ですが、「物事と真剣に向き合う事の大切さ」を改めて感じたそんな取材となりました。
◆おいしい瞬間は魚が教えてくれる◆
◆自然の恵みに感謝! 魚に、海に、ありがとう!◆
■窯(鎌倉しらすのフォッカッチャ)
【住所】神奈川県鎌倉市材木座5-14-18
【電話】0467-73-7076
■鎌倉惣菜(ちりめんの料理を紹介)
【住所】神奈川県鎌倉市小町1-5-14
【電話】0467-50-0449
■観浜水産(たたみいわしを紹介)
【住所】神奈川県鎌倉市腰越2-503
【電話】0467-33-1779
■しらすや(色々な種類のしらすを食べられるお店)
【住所】神奈川県鎌倉市腰越2-10-13
【電話】0467-33-0363
皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしております。
お寄せいただいたコメントにはすべて目を通しておりますが、必ずしも掲載されるものではございませんのでご了承ください。
なお、企画提案、商品宣伝、イベント告知等に関する投稿は固くお断り申し上げます。
※ 記入欄に、お住まい(都道府県)もご記入いただければ幸いです(任意)