2010年7月31日(土)(テレビ朝日OA) 山形放送制作
田園風景が広がる山形県・川西町の吉島地区に、750戸の全世帯が加入して組織するNPO法人「きらりよしじまネットワーク」があります。自治、環境衛生など4つの部会で構成し、子育て支援や高齢者の社会参加推進など、地域づくりがすべて住民の手で行われています。その姿はまさに“一つの独立国”そのまとめ役を努めるのが、事務局長の髙橋由和さん(50)です。慣例だった自治会長や役員などの、いわゆる「あて職」を廃止。本気で地域おこしに取り組みたい若者を積極的に起用し、子供からお年寄りまでみんなが活躍できるステージを次々と生み出しています。「地域崩壊」という言葉が珍しくなくなったいま、笑顔がきらりと輝いている吉島地区の秘密は、昔から協力金を持ち寄って地域を支えてきたこの地方の気風にあります。『自分らしく生き住み続ける為に、子供たちに地域の未来を託す為に何が必要なのか』を常に考えている髙橋さん。住民に「支え合い」の気風を呼び戻しながら、自立した体力のある自治再生に取り組むその姿と、活き活きと地域活動に参画する住民の笑顔を描きます。
◆“地域づくりのノウハウ”は 職場、家庭にも生かすことができる
◆さまざまな資源を“地域の力”に変えてゆく…
◆地区民は“みんなが家族”
◇ディレクター:堀越 武彦◇
「おはようございます!」と、登校するなり135人ひとり一人が職員室にあいさつをする吉島小学校の児童。最初の取材で元気でまっすぐな“よしじまっ子”を見た時、この地区の
住民パワーを感じました。一部でNPOは「わかりづらい」「活動内容が不透明」といった声も聞かれますが、“きらりよしじま”が目指すのは単純明快な活動。事業などについては
その都度、検証・評価を重ねています。「ために」という態度を越えて、その人と「共に」住み続けていくための工夫が一杯でした。私はこの吉島の隣の地区で育ちましたが、このような取り組みが進んでいることに驚くと共に、ふるさとの素晴らしさを改めて感じました。
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