2010年6月5日(土)(テレビ朝日OA) 福井放送制作
子育て環境が充実していると言われる福井県に、父親の子育てを応援しようとNPO法人「パパジャングル」を立ち上げた人がいます。荒巻仁さん(39歳)、自身も3人の子を持つお父さんです。父親が子育てに参加することで、少年犯罪や不登校、親から子への虐待など、子どもをめぐる諸問題はきっと少なくなると信じて、子育ての輪を広げていこうとしています。「お父さんと子ども」限定の運動会や料理教室など、数々の楽しいイベントを開いて、子どもと笑顔で関わる時間を増やしてもらおうと日々、奮闘中です。
さらに、荒巻さんが目指しているのは「地域のおじさん」になること。この4月には放課後の子どもたちが集まって3世代交流や異年齢の集団遊びを通し、子ども同士で学びあえる場「子どもジャングル」をスタートさせました。
荒巻さんの根っこにある思いは「子どもに笑顔を!」。子どもには幸せを感じて生きていってほしい、そのためにはまず父親が笑っていなければ。全ては子どものために奔走する荒巻さんの姿からは、現代社会が必要としている父親パワーが伝わってくるはずです。
◆夢、希望を持てる子どもを育てていきたい
◆子育てを楽しむには 次につながる友達を増やすこと
◆友達が集まれば こんなに楽しいという体験を
◇ディレクター:岩本 千尋◇
私が初めて荒巻さんにお会いしたのは、荒巻さんが幼稚園の父親サークルで園児に読み聞かせをしているときでした。そのサークルから発展させてNPO法人を立ち上げ、父親の子育て支援に力を入れたい、ニッポンの子育て環境を変えたい!という話を聞いたとき、世のお父さんたちが置かれている厳しい状況を考えると、正直、「理想だなぁ・・・」と思いました。でも、少しずつ父親のネットワークを拡げ、地域に根ざしていく荒巻さんの行動を見ていると、父親がもっと子育てに関わっていけば、家庭も地域も幸せになり、子どもが夢を持って生きていける未来が来るかもしれない、と思い始めたのです。父親の育児参加が叫ばれている今、荒巻さんのような情熱を持つ大人が増えればきっと社会は変わる。3人の子を持つ母親として、そんな希望を持ちました。
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