2010年4月24日(土)(テレビ朝日OA) 琉球放送制作
観光客でにぎわう沖縄で、客数が伸びている修学旅行。学校のほとんどが日程に平和学習を取り入れています。その学習とは沖縄でガマと呼ばれる自然壕の中で行なわれます。案内人はボランティアで平和ガイドとしている上原幸典さん。太平洋戦争の沖縄戦で多くの住民が砲弾から身を守るため、ガマに身を隠しました。ガマは足場も悪く、暗やみと湿気の高さで快適な場所とは言えません。その中で起きた沖縄戦を上原さんは語っています。そして全ての明かりを消し、当時の環境を体験するのです。光のない世界。当時の過酷な環境に身を起きます。ガマで起こった悲劇を考えることによって生徒たちは上原さんから平和の尊さを学んでいきます。戦争を知らない上原さんにとってガマで話す沖縄戦は戦争体験者の証言によって語られます。高齢化が進む体験者の声に耳を傾け、若い人たちへその声を届ける上原さんの人間力に迫ります。
◆沖縄戦は お話できないところに 実相があるかもしれない
◆本当にいま 平和なのか
◆平和のバトン 受け取って下さい
◆平和の思いが伝わるとき 生きがいとなる
◇ディレクター:大嶺明子◇
平和ガイド 上原幸典さんはとてもパワフルな人!壕に入る時、四つんばいでみんなの足手まといになっている私を見て苦笑い。(失礼ですが)60代であの急斜面の壕をスイスイ歩いていく姿に驚きです。
汗びっしょりになって壕から出てくると次は戦争体験者のお宅へ。
沖縄戦当時、カレンダーや時計があるわけではないので 月日の確認が難しい上、証言者もご高齢で記憶もすぐには一致しません。
そんな時、上原さんからこぼれ出る 日本軍や米軍の戦いの経過など 膨大な知識にさらに驚く私。日々勉強されているのです。
その真摯な姿に他の平和ガイド仲間も刺激を受け、ぐいぐい沖縄の平和学習を引っ張っている上原さんなのです。
そのパワーあふれる上原さんのガマ追体験を 修学旅行で訪れた生徒たちが全身で受け止めるワケですから 生徒の心に響かないはずはありません。
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