2010年2月6日(土)(テレビ朝日OA) 北陸放送制作
災害や事故の現場で人命救助にあたる石川県金沢市の特別救助隊「金沢レスキュー隊」。いざという時に駆けつけてくれる屈強な隊員達を率いる隊長が森川茂善さん(45)です。実は森川さんには、綱引きチームの監督としてのもう一つの顔があります。金沢レスキュー隊は、およそ30年前から、冬場のトレーニングの一環として“綱引き”を取り入れ、日本一を目指しながら隊員の育成に役立てています。今では11回の日本一、世界ナンバーワンになったこともある強豪チームとして全国にその名を轟かせています。森川さんの指導の下、この冬も日本一を目指して綱引きトレーニングが始まりました。金沢レスキュー隊の“綱”を通した絆、人のためにがんばる“心”を伝えたい。隊長として、監督として若い隊員達を育て、率いる森川さんの人間力を探ります。
◇ディレクター:坂爪陽介◇
自分が入社した頃(・・・十数年前!?)、毎冬、圧倒的な綱引きの強さで話題をさらっていた金沢レスキュー隊。現在、綱引きとは、子どもの運動会ぐらいでしか出会うことが無く、仕事に追われる日々の中、ふと、隊員の皆さんは、どうしているのだろう?と気になり、思い切って電話をしてみました。何と、変わらず、冬場のトレーニングの一環として、練習を続けているとのこと。訓練でお忙しい中、森川隊長に時間を空けて頂き、綱引きへの取り組みを伺ってビックリ!!!日々、訓練しているから、力自慢のレスキュー隊は強くて当たり前なんだろうな・・・との先入観は、あっさり吹き飛びました。全ては、助けを求める人を救助するための訓練の一環で、一本の綱に、隊員達の心や命がつながっている、まさに「綱の絆」で結ばれていたとは!!!「綱」を使っての救助訓練も、「綱」引きの練習も、全身全霊で取り組む隊員の姿に、ただ、ただ圧倒されました。厳しい顔で日々訓練に励む隊員の皆さんに、恐る恐るマイクを向けると、照れくさそうに、真摯にインタビューに答えて下さる優しい方ばかり。本当にお世話になりました。でも、取材を通して、サイレンの音や赤い車(郵便車や、某清涼飲料水メーカーのトラックなど)にビクッと過剰反応するようになり、ほんの少し報道記者の気持ちを味わいました(苦笑)。
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