2009年5月23日(土)(テレビ朝日OA) 長崎放送制作
長崎市立横尾中学校のブラスバンド部は、中学校のクラブ活動として、九州で唯一のマーチングバンドです。指導者は北村公児さん・39歳。本業は水泳のインストラクター。大学で音楽と出合い、水泳選手の道をあきらめマーチングを志しました。11年前の創部当時からコーチをしています。練習は放課後の2時間と土日。休みはほとんどありません。部員はマーチングをするにはギリギリの18人です。全国大会でも参加校中最少の人数です。多い学校では、150人を超える中学生のマーチングバンドもありました。生徒数は年々減少する一方です。当然、部活動にも影響します。だからといって、あきらめるわけにはいきません。合言葉は“FORWARD MARCH(前進)!!~心ひとつに!”。みんなでひとつになり、最後まであきらめないこと。これが部員と北村コーチの心の支えにもなっています。夏の合宿から九州・全国大会。3年生の卒業と旅立ち、新入部員たちとの再出発を通して、それぞれの心の成長を描きます。
◇ディレクター:長崎放送 中原暎二◇
横尾中学校の全国大会での成績は、5位・銀賞。目標の金賞まであと一歩でした。その4位の金賞との差は、点数でいうと100点満点で、わずかに“0.3”ポイント差。コーチ・生徒はもちろん、スタッフも天を見上げた瞬間でした。しかし、北村コーチは「西の端っこの町から、最少人数の18人で都会にやってきて、この成績を残すなんて、子どもの持っている底力はすごい」と感動です。卒業生のほとんどは、高校でも吹奏楽部などで音楽を続けています。特に、唯一の男子部員だったM君は、熊本のマーチングで有名な高校に推薦で入学して活躍しています。水泳選手だった北村さんは、反発しながらも、水泳のコーチだったお父さんの厳しい指導があったからこそ、今の自分があると言います。部員には、将来、失敗や挫折があっても、最後まであきらめなかった自分を信じること。そんな毎日の小さな積み重ねが、大きな成果につながること。卒業しても、そのことだけは忘れないでほしい。そうすれば“きっと道はひらける”と、北村さんは話しています。もしかしたら、その言葉は今の北村コーチが、自分自身に向けて言っているのかもしれないなと感じました。
◆反発が原動力 父には感謝◆
北村さんは水泳のコーチだったお父さんの厳しい指導があったからこそ、今の自分があるといいます。
◆一人一人にありがとう 涙の味を忘れないで!◆
失敗や挫折があっても最後まであきらめなかった自分を信じること。
◆昨日より今日、今日より明日 一歩ずつでいいんだよ◆
毎日の小さな積み重ねが大きな成果につながること。
卒業してもそのことだけは忘れないでほしと北村さんは話しをしていました。
『夢は…そうですね日本一になること。少ない人数だけども、子供とともに大きな夢をもってマーチを続けていきたいと思ってます。』
◆日本一へ 心ひとつに!フォワードマーチ◆
子供のエネルギーとパワーは無限大です。これからもみんなと心ひとつにフォワードマーチ!
『フォワードマーチ!心ひとつに!これからも頑張るぞー!おー!!』
長崎市立横尾中学校ブラスバンド部
TEL: 095-857-5000
〒852-8065 長崎県長崎市横尾5-3-1
なめしスイミングセンター
TEL: 095-856-2111
〒852-8065 長崎県長崎市横尾5-11-32
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