2008年12月13日(土)(テレビ朝日OA) 山梨放送制作
石和温泉郷で知られる山梨県笛吹市内のリハビリテーション病院。ここに車いすで忙しく働く女性がいます。小池早由里さん(41歳)。県内で初めての車いすの看護師です。小池さんが突然の胸椎くも膜下脳腫で胸から下の自由を失ったのは、保健師だった1997年のこと。2度の大手術と2年半に及ぶ入院生活。「自分の痛み、つらさは誰にも伝わらない。」そんなやりきれない思いを闘病日記に綴り始めます。障害者としての自分を受け入れられず心の葛藤が続く中、勇気をだして子どもの授業参観に行ったことで変わり始めた小池さん。障害に甘えたくないと、リハビリ目的で始めた水泳では障害者水泳大会で優勝するまでになり、仕事に復帰したいという気持ちを強くしました。番組では、小池さんが看護師として再出発するまでの心境の変化を振り返るとともに、「自分にしかできないこともある。できないことをできることでカバーしたい。」と意欲的に働く姿勢と、障害を持つ看護師からのメッセージを伝えます。
試練と向き合いながらもいつも前向きに生きようとしてきた小池さん。…そんな小池さんの言葉一つ一つが、わたしの心に響きました。
◆障害に甘えない◆
「障害に甘えてはいけない」。…陸上や水泳などのスポーツを通じて学んだという姿勢です。
◆自分にできることを見つける◆
「できないことを、できることでカバーしたい」が、小池さんのモットー。つねに自分にできることを見つけようとしています。
◆笑顔は消さない◆
運元気の源は笑顔。…だから、患者さんに対しても、笑顔を消さないでほしいと願っています。
◆夢…私がこころのケアを…◆
そして、これからも、患者さんの「こころのケア」ができる仕事をしていきたいと、小池さんは言います。小池さんのゴールはありません。
◇ナビゲーター:中島 そよか(山梨放送アナウンサー)◇
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