「ハマのドン」が第41回(2023年)日本復興賞で日本映画復興奨励賞を受賞!

このたび「ハマのドン」が、日本映画復興会議が主催する第41回(2023年)日本復興賞にて日本映画復興奨励賞を受賞しました。
6月22日(土)に新宿農業会館で贈呈式が行われ、松原文枝監督はじめスタッフ一同が受賞いたしました。

受賞理由:
民教協で放送され、大きな反響を呼んだドキュメンタリーの劇場版です。港湾の元締めで「ハマのドン」の異名を持つ藤木幸夫氏に注目します。賭博によって港湾労働者が陥った苦難の歴史をよく知る藤木氏は、政権中枢のカジノ推進政策に敢然と反旗を翻します。時の総理とも昵懇な保守の重鎮と、地道に反対署名に取り組む市民が手を結び、カジノ反対の市場を誕生させた横浜市長選挙の記録は貴重で、カジノの危険性を浮き彫りにするとともに、政治への関心を広げ立場を超えた共闘の重要性と醍醐味が伝わってきます。
権力と対峙する勇気に寄り添った本作は、民主主義や国見が蔑ろにされていると言う危惧が強まり、政治への不信や諦めが蔓延する今、声を上げれば社会は変えられると希望を示しました。その功績を讃え、日本映画復興奨励賞を送ります。

◆日本映画復興賞について
日本映画復興会議が運営し、故山本薩夫監督の発意により1983年から始まったもので、「平和と民主主義を守り、戦争に反対し、ヒューマニズムの理念に徹した日本映画の業績」を表彰する賞です。厳しい映画情勢のもと、製作・配給(普及)・興行・鑑賞などの各分野で、日本映画の産業的復興と文化的向上を進めるため、懸命の努力を続けている多くの人々に対し、そのたゆまぬ努力を積極的に評価し、激励する役割を果たしてきました。

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